2016年3月5日土曜日

160305_落石ネイチャークルーズ乗船年間1,000名達成!

【落石ネイチャークルーズ 乗船年間1,000名達成!!】
情報提供: イーグル

2015年度のネイチャークルーズ。2月末でついに「年度の旅客数1,000名」を突破いたしました。

2010年5月21日に初便を運航して以来苦節6年。当初からの目標でした「年間1,000名」を達成したわけです。通算では、今年の5-6月には「5,000名」を達成する見込みです。

他のクルーズツアーから見ると決して旅客数は多くありませんが、定員12名の現役の漁船を利用しているわけですので、年間120便以上運航し、ガイドしなければなりません。
年間ならしても「3日に1便」運航・ガイドしている計算になります。...


落石漁協を中心に漁師さん・浜のお母さん方・ガイド仲間・予約受付嬢・観光協会・市役所などがクルーズ協議会を結成。
全国・全世界からの海鳥FANのお客様とともに、地道にこつこつ、本クルーズ事業を育ててきました。

エトピリカ・ケイマフリ・ウミスズメ・ウミガラス・ハシブトウミガラス・ウミバト・コウミスズメ・エトロフウミスズメ・コアホウドリ・クロアシアホウドリ・フルマカモメ・ミズナギドリ類・ウミツバメ類・トウゾクカモメ類・ヒレアシシギ類など、なかなか観察が難しい海鳥たちの手軽な観察への「新しい道」を開いたこともこのクルーズの特徴です。アメリカウミスズメ・ヒメウミスズメ・シラヒゲウミスズメなどのマニア垂涎の海鳥をGETしたこともありました。
また、観光振興面では、根室市内へ国内外から多くのバードウォッチャーを誘致し、「クルーズに乗るために根室に来るという行動パターン」を確立できたことも大きな成果だといえます。

また、漁師さんのバードウォッチャーを育てたり、漁協が「海鳥保護基金」を設立運営するなど、従来ではありえないような新しい取り組みにもつながりました。
それらの過程を通じ、落石の自然環境や海鳥たちが「保護してゆくべき大切な地域資源」であることを漁師さんや地域の人々に認識してもらえたこともうれしい成果です
この点では、この事業が「地域の活性化」にもつながったと認められ、「総務大臣表彰」もいただきました。

皆さま、今後とも落石ネイチャークルーズをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申しあげます!

エトロフウミスズメ
コアホウドリ
コシジロウミツバメ
エトピリカ 成鳥
ハイイロヒレアシシギ
エトピリカ(若鳥)
アメリカウミスズメ
2013.7.12.落石ネイチャークルーズ